パミール屋根|厚木市の外壁塗装・屋根塗装専門店の亜久里工業

2020年2月13日更新

みなさんこんにちは

厚木市の外壁塗装・屋根塗装専門店の亜久里工業

です。

今日はパミール屋根についてお話ししたいと思います。

 

このような屋根、見たことありますか?

パミール

 

ミルフィーユ状に剥がれて崩れている屋根を・・・

 

築7 年程度で表面が剥がれはじめ、十数年程度でボロボロに崩れだしてしまいます。

そのようなケースが多数報告されているのがニチハ株式会社が製造・販売していたパミールという屋根材です。アスベスト規制が入ってそれに替わる屋根材として出された物です。

パミールは一般的にスレート(化粧スレート・カラーベスト・コロニアル)と呼ばれる屋根材で、1996 ~ 2008 年まで販売されていました。

2018 年現在、発売当初に新築を購入した際に屋根をパミールにした方で既に20 年、販売終了間際にお家を建てた方でも10 年経過しているとことになります。

このような問題を抱えている屋根材は今後、どのようなメンテナンスを行っていけばよいのでしょうか。スレートは現在、最も普及している屋根材で、パミール以外の一般的ものはだいたい20 ~ 25 年以上の耐久性があると言われています。

パミールのメンテナンスは一般的なスレートと分けて考えなくてはなりません。

パミール屋根に塗装出来るのか??

結論から言いますと、出来ません!!

普通のスレート(カラーベスト・コロニアル)屋根の場合、屋根塗装によるメンテナンスで寿命を延ばすことができます。

しかし、パミールの場合は不可能です。
塗り替えを行っても、塗膜ではなく屋根材自体が剥離してきますので、メンテナンスにはならないのです。

 

施工は屋根の葺き替え!!

パミール以外のスレート屋根の場合、屋根塗装を行った場合、次のメンテナンス時期は約10 年後です。
その時のメンテナンスでは屋根塗装か屋根カバー工法か屋根葺き替えの選択になります。

費用対効果を考えれば、屋根葺き替えよりも屋根カバー工法ということになるのですが、パミールはここで屋根葺き替えも意外とリーズナブルになるのです。

パミールはノンアスベストの材料なので、同じスレート屋根でもアスベスト入りの屋根材では高くなってしまう解体・処理費ですが、パミールではそこまでかからないのです。

 

さて、色々言ってきましたけど、本当にこの材料はやっかいです。

塗装出来ないので、お客さんが考えていた予算よりも遙かにオーバーしてしまいます。

塗装でも良いじゃん?とやってしまったら最後、泣きを見るのはあなたです。

必ず言い業者に見てもらい、屋根の材料を見てもらいましょう。

 


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